森の資料室

モリアオガエル
日本の固有種で、本州と佐渡島に分布する。山地で多く見られ、非繁殖期はおもに森林に生息するが、繁殖期の4月から7月にかけては生息地付近の湖沼や水田、湿地に集まる。体色は地域差が激しいですが、背中には斑点模様が入っている種類が多く、目の周りは赤くなっています。混同しやすいアマガエルは目の後ろのラインが茶色になっており、シュレーゲルアオガエルは目の周りが緑色になっているので、これで見分けることが出来ます。

モリアオガエルの産卵(右下にたくさんのカップルがいて、産卵中です。)
ウスタビガの羽化
 広報部長の佐藤久美子さんが森からウスタビガ2匹を拉致、飼育していて共に羽化の撮影に成功したようです。約2時間をタイムラプスでまとめています。なかなか見られる動画ではないと思います。なお、佐藤久美子さんは#21受講生の本多さんと共に当会では貴重な昆虫オタクで、今後当会でこの分野での発展をお願いします。
蛾や昆虫が苦手な方はご遠慮ください。

11月23日羽化

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11月29日羽化から羽根を展開する動画

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11月23日の羽化後、オスが飛んできた











#21森の案内人ステップアップコース受講生の本多さんが、森で拉致してきたスミナガシが蛹になったようです。無事羽化するといいですね。


 

ルリボシカミキリ
 和名の「瑠璃」の通り、鮮やかなブルーの体色が美しいカミキリムシで、(近縁種を含め)切手などの意匠にもたびたび登場する。北海道、本州全土、隠岐諸島、四国、九州から屋久島まで広く分布するが、西日本での分布は局所的である。日本の固有種で外見も鮮やかなことから、日本を代表する甲虫としてルリボシカミキリを挙げる昆虫愛好家も多い。

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(#21森の案内人ステップアップコース受講生 本多さん提供)

ヤセウツボ
 5/29散歩していたら「なんじゃこりゃ!?」な植物にであった。帰って調べたらヤセウツボという外来種でした。残念な名前の植物に入れたいですね。
寄生植物で、葉緑素をもたず、全体に褐色です。
シロツメクサ類をはじめ、キク科やセリ科の植物を寄主とします。
外来生物法により要注意外来生物に指定されている。




野山を歩いているとき、道ばたの木や草の葉がきれいに丸く切り取られているのを見ることがあります。多くの場合、ハキリバチが巣作りの材料として切り取っていった跡なのです。ハキリバチといっても、その種類は多く、日本には25種類いて、そのほとんどの種類が切り取ってきた葉を材料にして巣を作っています。この動画は、#21森の案内人ステップアップコ−ス受講生の本多さんが撮ったものです。オオハキリバチだそうです。
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2022年5月18日(水)
 平和と創造の森でいろいろな花に出会えました。
 キバナウツギ                ムラサキサギゴケとサギゴケ
  
 ルイヨウショウマ              サクラスミレ
  
キバナウツギ
日本特産で、東北・関東地方の山地に自生。葉は長楕円形で、対生する。 初夏、ウコンウツギに似た黄色の花が咲くが、花柄はない。

サギゴケ
花をサギに、草姿をコケに例えた名とされます。

ルイヨウショウマ
「升麻」とはサラシナショウマの漢名。名は葉がサラシナショウマに似ていることによる。

サクラスミレ
花は本邦産のスミレでは一番大きく、見栄えがするので「スミレの女王」とよぶ人もいる。

2022年5月13日(金)
 戸神山でサワフタギの木にシロシタホタルガの幼虫を見つけました。

成虫はこんな蛾です

ホタルガの名前の由来は全身が黒くて頭部だけが赤い体色がホタルを思わせるためである。シロシタホタルガの「シロシタ」とは、後翅(4枚ある羽のうち、後ろの1対)が白いことに由来します。 ホタルガの後翅は黒いので、まずこの点が違います。 また、羽を閉じたときにできる白線の形も違います。 ホタルガはV字、シロシタホタルガは直線です。 さらに、この白線の位置が少し高いのがシロシタホタルガです。